薬膳を知ろう

薬膳カンタンメニューその1

医食同源

中医学理論に基づいた食材や中薬を組み合わせた「薬膳料理(やくぜんりょうり)」は中国発祥の料理で、「薬膳」とも呼ばれます。
料理としての見た目や味はもちろん、栄養面も整えられた食養生の方法です。
中国での「食」、「薬」、「医」の歴史は古く、日々の食事は投薬と同じことであると言う「食薬同源」の思想は中医薬学の誕生からこれまで発展してきた中でずっと守り継がれてきたものです。
中国医学に基づき、主に生薬の原料などになる「紅花」や「百合」、「金針菜」、「山査子」をはじめ、肉や穀物など自然界にあらゆるものを使います。
食薬の味覚は主に「酸」、「苦」、「甘」、「辛」、「鹹」の5つとにそれぞれを補う「淡」に大別でき、季節等にあわせて体内の体温を整えたり不調を改善するなど目的によって食材を選びます。
また、「病気を治すこと」を目的としていると思ってある方も多いですが、本来体調を整えて未然に病気を予防するという「予防医学」による観点から献立を考えることが基本です。
日本でも「医食同源」という言葉があるように、一人一人異なる体質や臓器の状態に適した料理を食することで医学的にも効果があるものです。
ちなみに、医食同源は日本語の造語ですが普段の食事を大事にする事で健康な体を作るという意味では同じ意味合いと言えるでしょう。
これらの通り、中国から始まった薬膳料理は国によって変化してきました。
日本では「和食薬膳」があるように、台湾では材料を煮込んだスープがあります。

食べ合わせによる効果

薬膳料理は特殊な材料を使うことから高価なものと考えがちですが、普段食べている食材の組み合わせを変えるだけで同じ効果を得られます。
スイカとてんぷらなど、複数の食材は食べ合わせによって栄養面の効果が良くも悪くもなります。
それぞれの効果を相乗的に高める組み合わせが最も理想的で、夏は「ゴーヤ」と「ナス」を組み合わせる事で夏バテ防止となります。
そうめんや冷奴など簡単レシピも多い食材です。
一方、冬は冷え性対策に「生姜」と「ラム肉」が効果的です。
生姜は体を温めることで有名ですが、ラム肉と食べ併せる事で相乗的な効果が得られます。
ラム肉の生姜焼きなどはいかがでしょう。
季節によっては風邪対策に「大根」と「白ねぎ」、花粉対策に「菜の花」と「大葉」もよいでしょう。
更に、食べ物の食べ合わせは美容効果にも期待されるものもあります。
その代表例が「白ゴマ」と「豆乳」で、すりゴマを豆乳に入れるだけで簡単に作ることができます。

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