薬膳を知ろう

薬膳を知ろう

薬膳とは何か?

薬膳とは、東洋医学の考え方を元に、その人の体質に合わせて、食材に栄養価の高い生薬を加えて作る料理のことです。
中国に生まれたもので、約3千年の歴史があります。
心身の不調や、体内のホルモンや自律神経のバランスの崩れを整える作用があるのが魅力です。
身体の機能に働きかけて不調を改善する効果があり、東洋医学の知恵を取り入れながら発展してきました。
中国で生まれた薬膳は当然中華料理ですが、日本人の味覚や体質に合わせて、和食や洋風にアレンジされた「日本型薬膳」という形に発展してきて、次第に注目されるようになってきています。
例えば私達 日本人の腸は、欧米人よりも長く、普段利用する水もミネラル分の少ない軟水で、便秘になりやすいと言われています。
また、日本人は、糖質の分解に関わるインスリンの量も、欧米人に比べると約半分しかないのです。
このような日本人の体質の特徴を踏まえて、日本人に合った薬膳を取ることが、健康維持と長生きにつながります。

意外と簡単な薬膳

薬膳と言っても、特に難しく考えることはありません。
日常生活に取り入れるには、季節や食べ物の持つ性質、味が体に与える影響など、いろいろな角度から考えて、おいしい料理を作るだけです。

例えば、目安の一つに、自分は冷え性か暑がりかという体質があります。
食べ物には「身体を冷やし、炎症を抑える鎮静効果がある」や「身体を温めて、新陳代謝を活性化させる」や、「温にも寒にも偏らない。滋養強壮効果がある」などの、食性があるのです。
同じ80キロカロリーの食材でも、玉ネギ一個(身体を冷やす)、ジャガイモ一個(滋養強壮)、バナナ一本(身体を温める)は、それぞれ身体に与える効果が違うのです。
冷え性の方が、きゅうりやナスなどの「身体を冷やす」食品ばかり食べていると、ますます体が冷えて、不調をきたしてしまいます。
冷え性の方は、しょうがやかぼちゃなど「体を温める」食品を意識して摂取することで、新陳代謝が高まり、血流改善の効果で、冷えに傾いていた体内バランスが整う効果があります。
また、冬は冷える季節なので、身体を温める食材の肉や魚をしっかり食べることで、寒さに負けないエネルギーを蓄えることができます。
このように、自分の体質と食材の性質を考えて、食事メニューを考えるならば、薬膳を日常生活に取り入れることができます。
しょうがやネギやゴマなど、薬味にもなる食材を使うのは、手軽にできる薬膳で、おススメです。


薬膳料理